フォームでのレコードの選択の使用

レコードの選択をデータ入力フォームに追加すると、ユーザーは、ドキュメントの印刷要求ごとに印刷するデータベースレコードを詳細に制御できます。 データベースレコードのリストからのレコードの選択をサポートする 2 つのデータ入力コントロールがあります。 これらのコントロールは、レコードピッカーコントロールとドロップダウンレコードピッカーコントロールです。

両方のコントロールでは、[データベースの設定] ダイアログで定義されたデータベースレコードセットを一覧表示する列と行のグリッドが表示されます。これには、[フィルタ] ビューで指定したフィルタも含まれます。 この表示内容は、[印刷] ダイアログからアクセスできる [レコードの選択] ダイアログと同じです。

どちらのレコードピッカーコントロールもクエリプロンプトにリンクされたデータ入力コントロールを含むフォームで使用できます。 その場合、レコードピッカーコントロールには、クエリプロンプトに対してユーザーの応答によって印刷時に指定されたフィルタでフィルタされたレコードセットが入力されます。 データ入力フォームでのレコードピッカーコントロールとクエリプロンプトの組み合わせの詳細については、フォームシーケンスを参照してください。

2 つのコントロールの違いを以下に示します。

いずれのレコードピッカーコントロールもその他のコントロールと同様にフォームに追加できます。

Closedレコードピッカーまたはドロップダウンレコードピッカーコントロールをフォームに追加するには

  1. データ入力フォームの [作成] メニューから [データ入力コントロール] をクリックして、[レコードピッカー] または [ドロップダウンレコードピッカー] のいずれかを選択します。 または、オブジェクトツールバー アイコンをクリックして、目的のコントロールを選択します。

  2. データ入力フォームをクリックして、カーソルの位置にコントロールを配置します。

  3. コントロールをダブルクリックして、[コントロールのプロパティ] ダイアログを開きます。 または、コントロールのコンテキストメニューから [プロパティ] を選択します。

  4. ナビゲーションウィンドウの使用可能なプロパティページのリストから、適切なプロパティページを選択します。

    • レコードピッカーコントロールを作成した場合は、[レコードピッカー] を選択して [レコードピッカー] プロパティページを開きます。

    • ドロップダウンレコードピッカーコントロールを作成した場合は、[ドロップダウンレコードピッカー] を選択して [ドロップダウンレコードピッカー] プロパティページを開きます。

  5. プロパティページで使用可能なオプションを使用して、コントロールで印刷時にサポートする機能をカスタマイズします。

  6. コントロールのプロパティダイアログのナビゲーションウィンドウで [] を選択して [] プロパティページを開き、コントロールに表示する列をカスタマイズします。

  7. ナビゲーションウィンドウのその他のプロパティページを使用して、コントロールに追加のカスタマイズを行います。

  8. [閉じる] をクリックして、コントロールのプロパティダイアログを閉じます。

  9. メインツールバー をクリックして、データ入力フォームをプレビューし、レコードピッカーコントロールから印刷するレコードを選択します。 ドロップダウンレコードピッカーコントロールを作成した場合、選択できるのは 1 つのレコードだけです。

  10. [プレビュー] をクリックして、印刷する項目を表示します。

  11. [閉じる] をクリックして印刷プレビューをキャンセルするか、[印刷] をクリックして項目をプリンタに送信します。

データ入力フォームおよび後続の印刷項目をプレビューするには、テンプレートでデータソースとしてデータベースフィールドにリンクされているオブジェクトが少なくとも 1 つ必要です。

レコードピッカーコントロールとドロップダウンレコードピッカーコントロールのカスタマイズ

レコードピッカーコントロールとドロップダウンレコードピッカーコントロールはどちらも、それぞれのプロパティページ ([レコードピッカー] プロパティページおよび [ドロップダウンレコードピッカー] プロパティページ) のオプションを使用して、コントロールの印刷時の表示をカスタマイズできます。 これらのプロパティページを使用して、[レコードの選択] ダイアログで使用できる以下のような機能をコントロールでサポートするかどうかを指定できます。

プロパティページで無効にしたオプションは、コントロールの印刷時のコンテキストメニューでも無効になります。

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