名前付きデータソースの例

名前付きデータソースを使用すると、複数のオブジェクトにわたって同じ情報を使用できるので、ドキュメント内でのデータの使用が容易になります。

以下の例を考えてください。ある小売会社では、出荷ラベルを大量に印刷します。住所情報が中央データベースに保存されている。 ラベルに住所を印刷することに加え、郵便番号がバーコードにエンコードされます。 データベースフィールドに複数回接続する代わりに、個別のオブジェクトそれぞれに接続される単一の名前付きデータソースを作成できます。 単一のデータソースを使用することにより、最終製品の人為エラーの危険性を低減できます。

この例では、以下のサンプルデータのように、データベースから情報を抽出するラベルを作成します。

"Customer Name", "Street Address 1", "Street Address 2", "City", "State", "Zip Code"

"Amy Jacobs", "PO Box 60", " ", "Gem Town", "NV", "50897"

"Will Wilson", "148 Circle Drive", "Apt. B302", "Maple", "WA", "98005"

"Katie Smith", "6582 Highland Road", " ", "Kansas City", "MO", "64052"

Closed名前付きデータソースを作成するには

  1. ツールボックス [データソース] タブを選択します。

  2. [名前付きデータソース] ノードのコンテキストメニューを開きます。

  3. コンテキストメニューから [名前付きデータソースを管理] を選択して、[名前付きデータソース] ダイアログを開きます。

  4. をクリックして、[名前付きデータソースを作成] ダイアログを開きます。

  5. 名前を指定します。ここでは ZIP とう名前を付けます。 この例では、郵便番号の名前付きデータソースを作成します。 これは、複数のオブジェクト間で共有されるデータです。

  6. ドロップダウンリストから、[データベースフィールド] を選択し、[次へ] をクリックします。

  7. 使用できるフィールド名のリストから、目的のデータベースフィールドを選択します。 上記のサンプルファイルを使用して、使用するデータベースフィールドは "Zip Code" (郵便番号) です。

  8. [サンプルデータ] フィールドに、データソースを識別するサンプルテキストを入力します。 たとえば、58631 などの郵便番号を入力します。

  9. [完了] をクリックして、[名前付きデータソースの作成ウィザード] を閉じます。

Closed住所テキストオブジェクトを作成するには

  1. メインツールバーから をクリックし、[複数行] を選択します。

  2. テンプレートをクリックして、テキストオブジェクトに追加します。

  3. テキストオブジェクトをダブルクリックして、オブジェクトのプロパティダイアログを開きます。 または、オブジェクトのコンテキストメニューから、[プロパティ] を選択します。

  4. ナビゲーションウィンドウで、最初のデータソースを選択します。

  5. をクリックして、既存のデータソースを削除します。

  6. スペースを区切り文字として使用して、データファイル内の各データベースフィールドに対して 1 つの新しいデータソースを追加します。 新しいデータソースを追加するには、 ナビゲーションウィンドウの下部にあるツールバーから をクリックして、[新規データソースウィザード] を開きます。 For more information, refer to Working with Data Sources.

  7. 郵便番号データソースを選択して、データソースの種類として [既存の名前付きデータソースにリンク] を選択します。 [次へ] をクリックします。

  8. 名前付きデータソースのリストから [ZIP] を選択します。

  9. [完了] をクリックして、[新規データソースウィザード] を閉じます。

  10. [閉じる] をクリックして、[テキストのプロパティ] ダイアログを閉じます。

Closed郵便番号をバーコードにリンクするには

  1. テンプレートにバーコードオブジェクトを追加します。

  2. バーコードをダブルクリックして、[バーコードのプロパティ] ダイアログを開きます。 または、オブジェクトのコンテキストメニューから、[プロパティ] を選択します。

  3. ナビゲーションウィンドウで使用可能なデータソースを選択して、[データソース] プロパティページを表示します。

  4. [データソース] タブで、[種類] の横にある を選択して、[データソースの種類変更ウィザード] を開きます。

  5. [種類] では、[既存の名前付きデータソースにリンク] を選択します。 [次へ] をクリックします。

  6. 名前付きデータソースのリストから [ZIP] を選択します。

  7. [完了] をクリックして、[データソースの種類変更ウィザード] を閉じます。

  8. [閉じる] をクリックして、[バーコードのプロパティ] ダイアログを閉じます。

これで、データベースに新しい値が挿入されるたびに、住所とバーコードの両方にある郵便番号が更新されるようになりました。

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