イベントコントロールスクリプト

イベントコントロールスクリプトは、CD Designer で最も高度な機能の 1 つです。技術に精通したユーザーのみが使用するようにしてください。

目的により、スクリプトは 1 回の印刷ジョブにつき 1 回実行すればよい場合も、単一印刷項目ごとに実行する必要がある場合もあります。これらは、それぞれ、印刷ジョブで発生するイベントのうち、最も頻度の低いイベントであり、最も頻度の高いイベントです。ただし、その間には、1 回のジョブにつき 2 回以上は発生するが、単一項目ごとに 1 回ほどの頻度では発生しない、さまざまなイベントがあります。

できるだけ簡略化するため、BarTender は、通常、単一行および複数行スクリプトを検証して、スクリプトの実行に最適な頻度を決定しようとします。大半のユーザーと大半の目的にはこれで十分です。しかしながら、時にはスクリプト実行のタイミングを明確に記述し、制御する必要も生じます。

イベントの種類

テンプレート上の各データソースは、BarTender でサポートされているイベントの種類ごとに別々のスクリプトを持つ可能性はありますが、こうした必要があることはそれほど多くありません。イベントスクリプトを記述する必要がある場合、より現実的なのは、特定の 1 つのイベントの種類や 1 つまたはいくつかのデータソースに対してのみそうする必要があるということです。

BarTender では、以下のイベントコントロールスクリプトの使用がサポートされています。

OnAutoSelectedEvent: [種類] が [マルチライン] に設定されていると、スクリプトが呼び出される頻度と同じ頻度で実行されます。

標準的な複数行スクリプトを使用している場合、アプリケーションでは事前設定のルールに基づいて、スクリプトとテンプレートの両方のデザインが分析され、対象スクリプトの最適呼び出し回数が決定されます。全体的目標は、ドキュメントへのシリアル化の機会とコピー数オプションの設定状況を評価して、ドキュメントへの必要データ提供に十分な回数で必要回数を超えずに複数行スクリプトを呼び出すことです。 OnAutoSelectedEvent では、特定のイベントに関連付けられた他のスクリプトも使用していても、「最適」呼び出し回数のスクリプトを記述できます。
OnScreenUpdate: 関連付けられたオブジェクトの文字列が画面上で更新された時に実行されます。

OnScreenUpdate: 実行が印刷時専用に限定されていないため、このスクリプトは一意です。その代わり、画面上でオブジェクトが更新されると、OnScreenUpdate イベントスクリプトが実行されます。オブジェクトは、[OK] をクリックしてテンプレートに戻ることを含めて、多数のイベントに応答して画面上で更新されます。他の使用方法がありますが、このイベントに対する最重要タスクは、印刷ジョブのログファイルの作成に使用される印刷外オブジェクトに画面上の値を指定するスクリプトを記述することです。
OnPrintStart: ドキュメントの終了時に実行されます。
OnPrePrompt: データ入力を有効にする場合、データ入力フォームを表示する直前に実行されます。
OnPostPrompt: ユーザーが [OK] をクリックしてデータ入力フォームを閉じた後に実行されます。
OnNewRecord: Executes when reading from a data source file. An OnNewRecord event script will be executed each time a new record is read from your database or text file at print time. (入力ファイルデータのみ。)
OnSerialize: シリアル化が起きる可能性のあるときに実行されます。詳細については、OnSerialize を参照してください。

OnIdenticalCopies: コピーであっても、印刷項目ごとに印刷中に実行されます。

[印刷] ダイアログの [コピー数] オプションに 1 より大きい値を設定すると、BarTender は、プリンタにテンプレートを 1 回送信して、目的のコピー数を印刷するようにプリンタに指示します。ただし、OnIdenticalCopies イベントのスクリプトを記述すると、そのスクリプトは、印刷される項目がコピーであっても、項目ごとに実行されます。これには、前述したプリンタの最適化機能を BarTender で無効にする必要があります。その機能を有効にすると、パフォーマンスが大きく低下する可能性があります。

OnPrintCancel: 印刷ジョブがキャンセルされたときに実行されます。
OnPrintEnd: 印刷ジョブの終了時に実行されます。

スクリプトを記述するイベントの選択

[スクリプト] ペイン内の各行の項目は、それぞれ個別のスクリプトに対応しています。指定されたイベントのスクリプトを記述する場合には、[スクリプト] ペインでそのイベントをクリックするだけです。

これで、必要な行の VB スクリプトをエディタペインに挿入できます (Don’t forget that to assign a value to a data source, a line of script beginning with "Value =" needs to appear somewhere in the script.) You can click on as many different items in the Script pane as you want and define a script for each one.

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