シリアル化ダイアログ |
「連番化」(シリアル化) とは、連続する一意の識別コードを各項目に割り当てる操作を指します。通常、各識別子は「シリアル番号」と呼ばれますが、文字、数字または記号を含めることができます。
次の例を検討してみます。補給品の運送業者から箱が 10 個配送されました。それぞれの箱には、箱の内容を記載した同一のラベルがあります。しかし、10 個の箱すべてを受け取ったことを確認するために、出荷されたそれぞれの箱を識別するラベルを貼付するとします。最初の箱のラベルは "1/10"、2 番目の箱のラベルは "2/10"、3 番目の箱のラベルは "3/10" のようになります。この情報を表示するには、増分するテキストオブジェクトをラベルテンプレートに追加します。ラベル間の唯一の違いは、新しいテキストオブジェクトのデータソースの増分 (シリアル化) です。
次のタブを使用できます。
[連番化] タブでは、印刷する各項目でデータソースの値どう変わるかを指定します。次のオプションを使用できます。
連番化しない:選択したデータソースでは印刷する項目ごとで値が変更されません。これが既定の設定です。
増分:選択したデータソースでは印刷する項目ごとに値が増加します。
減分:選択したデータソースでは印刷する項目ごとに値が減少します。
方法/文字:データソースのシリアル化に使用する文字のセットを指定します。
文字数を維持する:データソースの値がリセットされた場合、データソースの長さが維持されます。たとえば、リセット制限を 100 に設定すると、シリアル化の制限に達したときに 001 にリセットされます。
増分/減分:各項目について、選択したデータソースがシリアル化でどの程度増減するかを指定します。
増分のタイミング
[次の場合に増やす] セクションは、シリアル化が行われる頻度を定義します。1 ページのラベルなど、指定された数の項目の後、または名前付きデータソースの値が変更されたときにシリアル化が行われるように選択できます。次のオプションを使用できます。
イベント:指定した基準が満たされた後、データソースがシリアル化されます。次のオプションを使用できます。
標準:[イベント間隔] および [連番] オプションで指定した頻度でデータソースの値をシリアル化します。
レコードごと:指定した数のレコードの後にデータソースの値をシリアル化します。
ページごと:指定した数のページが印刷された後にデータソースの値をシリアル化します。
印刷ジョブごと:指定した数の印刷ジョブがドキュメントで実行された後にデータソースの値をシリアル化します。
データが変更されたとき:データベースまたは VBScript で別のデータソースの値が変更されたときにデータソースの値をシリアル化します。
データ項目:値を変更するデータソースを指定します。 をクリックすると、[データソースの選択] ダイアログが開き、目的のデータソースを選択できます。
コピーごと:指定した数のコピーが印刷された後にデータソースの値をシリアル化します。
イベント間隔:シリアル化されたシーケンスで、指定した数の項目 (ページ、レコード、または印刷ジョブなど) が使用された後に次の手順に移動します。たとえば、同じシリアル番号を含むパッケージラベルと請求書の両方を印刷する必要がある場合は、[イベント間隔] を 2 に、[イベント] を [標準] に設定できます。
シーケンスが増減する頻度を管理する [シリアル化間隔値] ダイアログを開きます。
印刷ジョブの間で残りの間隔を追跡:シリアル化シーケンスの残りの値が複数の印刷ジョブ間で持ち越されます。次の例を検討してみます。"1、1、1、2、2、2" などのように、3 つのラベルごとにシリアル化するように設定されたデータソースがあるとします。5 枚のラベルを印刷すると、最初の印刷ジョブで "1、1、1、2、2" が印刷されます。次の印刷ジョブでは、"2、3、3、3、4" のシリアル番号でシーケンスが継続されます。[イベント間隔] が 1 より大きい定数の場合に使用できます。
前のジョブの残りの部分の間隔:印刷ジョブ間で持ち越す間隔の量を指定します。[イベント間隔] で指定されている値より大きい値を選択することはできません。
印刷枚数
[印刷枚数] セクションでは、シリアル番号ごとのコピー数を指定します。これらの設定は、[印刷] ダイアログを使用して変更することもできます。オプションの横にある をクリックすると、[印刷枚数オプション] ダイアログが開きます。
コピー数:各ドキュメントの印刷枚数を指定します。データベースから読み取っている場合は、このオプションは印刷ジョブで印刷される各レコードのコピー数を指定します。選択したデータソースに対してシリアル化が使用されていない場合に使用できます。
連番:テンプレートを印刷する回数を変更されたシリアル番号で指定します。開始データは、データソースの内容によって決定されます。[連番] フィールドに入力した数字に基づいて、開始データおよび指定された設定を使用して、シリアル化シーケンスの長さが指定されます。
データベースから読み取っている場合は、[連番発行数] フィールドは印刷ジョブで印刷される各レコードの変更されたシリアル番号の数を指定します。選択したデータソースに対してシリアル化が使用されている場合に使用できます。
連番ごとのコピー数:シリアル化シーケンスの各値に対して印刷するコピー数を指定します。選択したデータソースに対してシリアル化が使用されている場合に使用できます。
プレビューシーケンス:[シリアル化されたシーケンスのプレビュー] ダイアログが開き、現在のすべてのシリアル化設定が表示されます。
シリアル化された値をリセットするタイミング
指定した値に達したとき:指定した制限値に達したときにシリアル化をリセットします。
値:シーケンスをリセットするときのシリアル化シーケンスの最大値または最小値を指定します。たとえば、10 の値と値増分を設定すると、シーケンスは 10 に達したときに 1 にリセットされます。
[シリアル化リセット制限値] ダイアログが開き、最大シリアル化値を管理できます。この値に達すると、シリアル化シーケンスがリセットされます。この値は設定された整数定数にするか、データベースや名前付きデータソースから取得することができます。
ジョブごと:新しい印刷ジョブが実行されるたびにシリアル化シーケンスをリセットします。
データベースレコードごと:新しいデータベースレコードに遭遇したときにシリアル化シーケンスをリセットします。
データが変更されたとき:データベースまたは VBScript で別のデータソースの値が変更されたときにシリアル化シーケンスをリセットします。
データ項目:値を変更するデータソースを指定します。 をクリックすると、[データソースの選択] ダイアログが開き、目的のデータソースを選択できます。
カレンダーまたは時間が変わったとき:選択した時間間隔 (毎日、毎月、毎年など) でシリアル化シーケンスをリセットします。
リセットの値
次の値にリセット:リセットの後にシーケンスが戻る基準値を指定します。
[シリアル化リセット開始値] ダイアログが開き、シーケンスをリセットする定数値を指定することか、データベースフィールドまたは名前付きデータソースから値を選択することができます。
今すぐリセット:[次の値にリセット] フィールドで指定されている値にシーケンスを手動でリセットします。
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