手動での動的データテーブルの作成

上級ユーザーは動的データテーブルを手動で作成できます。接続されたデータベースからフィールドのサブセットだけを含める場合やデータベース以外のデータソースに接続する場合 (フォルダ内のファイル名、プリンタリスト、Visual Basic スクリプトの結果など) などの状況では、テーブルを手動で作成すると便利です。

次の手順を手動で動的データテーブルを作成する際のガイドとして使用してください。

Closedテンプレートへのテーブルの追加

動的データテーブルは、テンプレートに標準のテーブルを追加して、テーブルにデータが動的に自動入力されるように設定することによって作成できます。

可能な場合は、テーブルを作成する前にテーブルで目的の行と列の数を検討してください。動的データテーブルの場合、作成する必要があるのはデータを表示する 1 つの行だけですが、ヘッダー情報、ページまたはグループヘッダーおよびフッターなどを表示する追加の行を作成することも検討することをお勧めします。

Closedテンプレートにテーブルオブジェクトを追加するには

  1. オブジェクトツールバー アイコンをクリックしてテーブルのオプションを表示します。または、[作成] メニューの [テーブル] をクリックします。

  2. 対話型セルのセレクタパネルでポインタをドラッグし、目的の行数と列数をハイライトしてセレクタパネルをクリックします。または、[テーブルを挿入] をクリックし、[テーブルを挿入] ダイアログを使用して目的の行数と列数を指定し、[OK] をクリックします。

  3. テンプレート上でテーブルオブジェクトを追加する場所をクリックします。

  4. [テーブルのプロパティ] ダイアログを開いてオブジェクトを設定します。これを行うには、オブジェクトをダブルクリックします。または、オブジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

Closedテーブルデータの選択

[テーブルデータ] プロパティページでは、テーブルに自動入力するデータのソースを指定できます。このプロパティページを使用して、テーブルでのデータ表示を行から列に変更することもできます。

Closedテーブルデータに使用するソースを指定するには

  1. [テーブルのプロパティ] ダイアログを開きます。これを行うには、オブジェクトをダブルクリックします。または、オブジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. ナビゲーションウィンドウで、[テーブルデータ] をクリックして [テーブルデータ] プロパティページを表示します。

  3. [テーブルデータ] リストからオプションを選択してデータを行または列に配置します。

  4. [ソース] プロパティを指定します。これを行うには、 をクリックして目的のソースを選択します。

  5. 依存プロパティを指定してソースを設定します。たとえば、[スクリプトの編集] をクリックして、テーブルに自動入力する [Visual Basic スクリプト] ソースを設定します。

各テーブルデータソースに設定できるプロパティの詳細については、「テーブルデータプロパティページ」を参照してください。

Closedテーブルデータテンプレートの選択

テーブルにデータを正しく表示するには、テーブルデータテンプレートを割り当てる必要があります。データを行に表示するようテーブルを設定した場合、[] プロパティページを使用して、テーブル内の各行にテーブルデータテンプレートを割り当てることができます。データを列に表示するようテーブルを設定した場合、[] プロパティページを使用して、テーブル内の各列にテーブルデータテンプレートを割り当てることができます。

既定では、テーブルデータのソースを指定した後のテーブルデータテンプレートの種類は、各行 (データが行に配置される場合) または各列 (データが列に配置される場合) で [データ] になります。動的データの複数のレコードを表示するために必要なのは、[データ] テーブルデータテンプレートが設定された 1 つの行または列だけなので、テーブル内のその他の行または列には他のテーブルデータテンプレートを指定できます。たとえば、テーブルの最初の行または最初の列に [テーブルヘッダー] テンプレートを選択すると、行または列にデータのヘッダーを表示できます。

次のいずれかの方法で行または列のテーブルデータテンプレートを変更できます。

Closed行のテーブルデータテンプレートの種類を変更するには

次の手順は、行に配置されたテーブルデータを含むテーブルオブジェクトに対して使用します。

  1. [テーブルのプロパティ] ダイアログを開きます。これを行うには、オブジェクトをダブルクリックします。または、オブジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. ナビゲーションウィンドウで、[] をクリックして [] プロパティページを開きます。

  3. [] ペインで、目的の行をクリックして選択します。

  4. [行のプロパティ] ペインで、[テンプレート] をクリックし、 をクリックします。次に、目的のテーブルデータテンプレートをクリックして選択します。

    • [グループヘッダー] または [グループフッター] テーブルデータテンプレートを選択した場合、[グループ化] および [改ページ] プロパティも指定する必要があります。

Closed列のテーブルデータテンプレートの種類を変更するには

次の手順は、列に配置されたテーブルデータを含むテーブルオブジェクトに対して使用します。

  1. [テーブルのプロパティ] ダイアログを開きます。これを行うには、オブジェクトをダブルクリックします。または、オブジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. ナビゲーションウィンドウで、[] をクリックして [] プロパティページを表示します。

  3. [] ペインで、目的の列をクリックして選択します。

  4. [列のプロパティ] ペインで、[テンプレート] をクリックし、 をクリックします。次に、目的のテーブルデータテンプレートをクリックして選択します。

    • [グループヘッダー] または [グループフッター] テーブルデータテンプレートを選択した場合、[グループ化] および [改ページ] プロパティも指定する必要があります。

テーブルデータテンプレートの詳細については、「テーブルデータテンプレートの使用」を参照してください。

Closedテーブルへのテーブルデータフィールドデータソースの追加

テーブルデータのソースを選択すると、[テーブルデータフィールド] データソースの種類がツールボックスの [データソース] ペインに追加されます。[データソース] ペインの [テーブルデータフィールド] ノードを展開して、テーブルデータに選択したソースに関連付けられている使用可能なデータソースを表示できます。

[テーブルデータフィールド] データソースは、ツールボックスからドラッグすることによってテーブルに追加できます。この方法でテキストオブジェクトが作成されます。

Closed[テーブルデータフィールド] データソースをテーブルにドラッグするには

  1. ツールボックスの [データソース] タブをクリックして、[データソース] ペインを表示します。

  2. [テーブルデータフィールド] ノードを展開します。

  3. 目的のデータを含むソースに接続されているテーブルのテーブルノードを展開します。

  4. 目的のデータソースをドラッグして、目的のテーブルセルに配置します。データソースにリンクされたテキストオブジェクトがテーブルセルに追加されます。

[データソース] プロパティページを使用して、オブジェクトの [テーブルデータフィールド] データソースの設定およびデータソースのデータフィールド関数の設定を行うことができます。データフィールド関数の詳細については、「テーブルデータフィールド関数の使用」を参照してください。

テーブルにテキストオブジェクトまたはバーコードオブジェクトを追加し、目的の [テーブルデータフィールド] データソースを既存のテキストオブジェクトまたはバーコードオブジェクトにリンクすることもできます。

Closed[テーブルデータフィールド] データソースを既存のテキストオブジェクトまたはバーコードオブジェクトにリンクするには

  1. 既存のテキストオブジェクトまたはバーコードオブジェクトをテーブルに追加します。これを行うには、「テーブルオブジェクトへのオブジェクトの追加」を参照してください。

  2. テキストまたはバーコードオブジェクトのプロパティダイアログを開きます。これを行うには、オブジェクトをダブルクリックします。または、オブジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  3. ナビゲーションウィンドウで、既存のデータソースを削除し、 をクリックして [新規データソースウィザード] を起動します。または、既存のデータソースをクリックして選択し、[種類] の横にある をクリックして [データソースの種類変更ウィザード] を起動します。

  4. 新しいデータソースの種類として [テーブルデータフィールド] を選択し、ウィザードの残りの手順を完了して、オブジェクトにリンクする [テーブルデータフィールド] データソースを指定します。

  5. ウィザードが完了したら、[データソース] プロパティページを使用して、データソースの詳細およびデータソースのデータフィールド関数の設定を行うことができます。データフィールド関数の詳細については、「テーブルデータフィールド関数の使用」を参照してください。

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