ドキュメントの暗号化 |
BarTender Suite にユーザーアクセス許可を設定することは非常に有効なセキュリティ対策ですが、以下の 2 つのシナリオでは、権限のないユーザーがセキュアなドキュメントを編集または印刷することが可能です。
Administration Console がインストールおよび設定されている PC から、セキュリティの設定されていない PC にドキュメントをコピーする。
ネットワーク上の別の場所に BarTender のコピーをインストールするが、そのコンピュータには Administration Console をインストールしない。
これらのシナリオを防止するため、Administration Console では、ドキュメントの暗号化を有効にする方法が提供されています。 ドキュメントが暗号化されれば、適切に設定された PC 上で権限のあるユーザーによってのみドキュメントを読み取ることができます。 暗号化されたドキュメントが他の PC に移動された場合、Administration Console がその PC 上にインストールされ、かつ正しいセキュリティキーが指定された場合のみ読み取れます。これにより、ドキュメントへの意図的または不注意な変更を防止できます。
ドキュメントの暗号化を有効にしたら、暗号化と暗号化解除はユーザーの入力なしに実行されます。 Administration Console で暗号化キーを作成してドキュメントに割り当てた後、新しいまたは既存のドキュメントの保存時にその暗号化キーを使用してドキュメントを自動的に暗号化するように指定できます。 ドキュメントが印刷、または開かれたときに、ドキュメントの暗号化は自動的に解除されます。
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ドキュメントの暗号化に使用された暗号化キーを紛失したり削除すると、そのドキュメントを使用できなくなります。 |
[暗号化] ページでは、ドキュメント暗号化キーを追加/削除でき、ドキュメントの自動暗号化を有効にできます。 また、このページからは、[BarTender Document Encryptor] (ドキュメント暗号化キーの表示/変更) ダイアログにアクセスできます。
BarTender Document Encryptor ダイアログ
[BarTender Document Encryptor] (ドキュメント暗号化キーの表示/変更) ダイアログを使用して、ドキュメントの暗号化、過去に暗号化されたドキュメントの暗号化キーの変更、およびドキュメントの暗号化の削除を行うことができます。
特定の指示に従って、暗号化キーの作成/削除、ドキュメントへの暗号化キーの割り当て、およびドキュメントの暗号化の削除を行います。