ユーザーアクセス許可の定義

BarTender の統合セキュリティシステムを有効化すると、Administration Console の [セキュリティ] ノードにある [ユーザー許可] ページを使用して、Windows ユーザーおよびグループ (ローカルまたは Windows ドメインで定義) のアクセス許可を指定できます。 ユーザーアクセス許可を指定することによって、コンピュータにログインしたユーザーのアイデンティティを基にそのユーザーが実行できる操作を定義できます。 たとえば、「印刷オペレータ」グループに入っている従業員には、BarTender ドキュメントの表示と印刷を許可し、テンプレートデザインへの変更を拒否できます。

BarTender のセキュリティ設定を有効化したら、[ユーザーおよびグループ] ペインに表示されていない Windows ユーザーまたはグループは BarTender Suite 内のすべての操作へのアクセスが自動的に拒否されます。

ユーザーおよびグループのアクセス許可を指定するには、BarTender Suite 内でどのようにアクセス許可が管理されているかを理解する必要があります。

Closedアクセス許可の状態

[ユーザー許可] ページでは、BarTender Suite の異なるアプリケーションでの各操作を許可または拒否できます。

[許可] または [拒否] のいずれかが有効化されていると、ユーザーのグループメンバーシップからアクセス許可は継承されます。 ユーザーがグループのメンバーでない場合、選択されたチェックボックスがないと、[拒否] オプションが有効になっていることと同じになります。

Closed継承されたアクセス許可

「継承されたアクセス許可」は、あるグループのすべての個人ユーザーにそのグループから継承されたアクセス許可です。 グループを使用すると、個人ユーザーを 1 人ずつ繰り返し設定する代わりに、複数のユーザーの設定を定義できます。

個人ユーザーのアクセス許可を定義する際、ユーザーがメンバーであるすべてのグループのアクセス許可を考慮に入れる必要があります。 BarTender は、以下のルールに基づいて、操作を実行するユーザーの能力を決定します。

Closedリンクされた操作

操作の中には他の操作とリンクしているものがあるため、1 つの操作の実行を許可すると自動的に他の操作に対する権限も付与されます。 同様に、ユーザーによるある操作の実行を拒否すると、他の操作の状態も自動的に変更されます。 以下の例を検討してみます。 あるユーザーの BarTender を「実行」する権限を拒否すると、テンプレートの変更、ドキュメントの印刷や保存の権限も拒否されます (これらの操作を実行するには BarTender を開く必要があるため)。 このため、[実行] に [拒否] を選択した場合、BarTender の他のすべての操作が自動的に [拒否] 状態に変わります。

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