エラーの処理プロパティページ |
[エラーの処理] プロパティページでは、オブジェクトでエラー条件が発生した場合に BarTender で印刷ジョブを処理する方法を指定できます。[エラーの処理] プロパティページは、すべてのテンプレートオブジェクトの種類で使用できます。
[エラーの処理] プロパティページにアクセスするには、オブジェクトをダブルクリックして、そのプロパティダイアログを開きます。または、オブジェクトのコンテキストメニューの [プロパティ] をクリックします。次に、オブジェクトのプロパティページのナビゲーションウィンドウで [エラーの処理] をクリックします。
目的のエラー処理を設定するには、エラー条件をクリックし、エラー条件が発生したときに実行する操作をクリックして選択します。
選択できるエラー条件は選択したオブジェクトの種類に応じて異なります。また、選択できる操作は、選択したエラー条件に応じて異なります。
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複数のオブジェクトを同時に選択して編集できます。その場合、選択できるエラー条件および操作は、選択したオブジェクトで共通するものに制限されます。 |
次のオプションを使用できます。
エラー条件
内容が収まりません:指定した領域にオブジェクトの内容が収まらないことを示します。このエラー条件は、次の状況で発生する可能性があります。
すべてのオブジェクト:オブジェクトの境界がテンプレートの印刷可能な領域外にあるか、コンテナーオブジェクトの境界 (グリッドやテーブルセルの境界) を超えている場合。
テキストオブジェクト:自動調整が選択されていて、最小のテキストサイズがオブジェクトに収まらない場合。
テキストオブジェクト:段落の高さが手動に設定にされていて、テキストがその高さに収まらない場合。
データが空です:オブジェクトのデータソースにデータが含まれていないことを示します。
データが無効です:オブジェクトのデータソース内のデータが無効で、そのオブジェクトの種類で使用できないことを示します。このエラー条件は、次の状況で発生する可能性があります。
ピクチャオブジェクト:ピクチャデータが認識されない形式であるか、ピクチャデータに何らかのエラーがある場合。
バーコードオブジェクト:指定したコードページまたはバーコードに有効でない文字がデータに含まれているか、データが不適切に書式設定されている場合。
リッチテキストオブジェクト:RTF、XAML、または HTML データが有効でない場合 (エンコーダでエラーがレポートされた場合など)。
ファイルが見つかりません:必要なファイルが見つからないことを示します。このエラー条件は、次の状況で発生する可能性があります。
ピクチャオブジェクト:ピクチャにデータソースが設定されていて、指定したファイル名が見つからない場合。
データソース付きオブジェクト:データソースの 1 つが「外部ファイル」で、そのファイルが見つからない場合。
スクリプトエラー: オブジェクトに関連付けられている Visual Basic スクリプトが有効でないことを示します。
実行する操作
デザイン範囲に警告を表示:オブジェクトの輪郭を赤で表示し、エラーのインジケータをオブジェクト上に表示します。オブジェクトをポイントすると、エラーの詳細を示すツールヒントが表示されます。
オブジェクトを印刷しない:他の印刷ジョブを実行するとき、エラー条件が発生しているオブジェクトは印刷されません。
サイズに合わせてクリッピング:エラー条件が発生している内容がオブジェクトに合わせてクリッピングされます。
プレースホルダーデータを使用:オブジェクトのデータソースが見つからない場合はプレースホルダーデータが表示されます。テキストオブジェクトおよびバーコードオブジェクトの [内容が収まりません] 以外の条件で使用できます。
テーマ:目的のプレースホルダーデータを指定します。[プレースホルダーデータを使用] が選択されている場合にのみ使用できます。
プレースホルダーファイルを使用:ピクチャが見つからない場合にピクチャオブジェクトに使用する代替ファイルを指定します。
ファイルの選択:ファイルの選択: [プレースホルダーファイルを選択] ダイアログが開き、プレースホルダーピクチャファイルを参照して選択できます。[プレースホルダーファイルを使用] が選択されている場合にのみ使用できます。
ファイル:プレースホルダーピクチャファイルのパスが表示されます。
メッセージをログに書き込む:BarTender では、オブジェクト印刷エラーがメッセージログに書き込まれます。 この操作は印刷オペレータには直ちに認識されないので、一般的にセカンダリ操作として使用されます。
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[メッセージ設定] ダイアログを使用して、メッセージごとのログを指定できます。このオプションを使用すると、メッセージは選択したすべてのメッセージターゲットに書き込まれます。 |
ラベルを無効化: ラベルにマークが設定され、内容が無効であることが示されます。
スタイル:ラベルが無効化されたことを示すために使用するマークを指定します。使用できるオプションは [大きい X]、[スラッシュ ]、または [塗りつぶし黒] です。[ラベルを無効化] が選択されている場合にのみ使用できます。
印刷ジョブを中止するかどうかをユーザーに確認する:印刷時に印刷ジョブを停止するかどうかをユーザーに尋ねるプロンプトが表示されます。
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エラーメッセージは、BarTender が表示されている場合にのみ表示されます。BarTender がウィンドウレスの印刷エンジンとして実行している場合、ユーザーにプロンプトは表示されずに既定の操作が実行されます。既定の操作は次のように決定されます。
[メッセージ設定] ダイアログを使用して、エラーメッセージの既定の応答を設定できます。 |
常に印刷ジョブを中止:オブジェクトでエラー条件が発生している場合、印刷ジョブを自動的に停止します。
このプロパティページは次の種類のオブジェクトで使用できます。