SAP IDoc ファイルの使用

System, Application, and Products in Data Processing (SAP) は、サードパーティアプリケーションと互換性のないデータベースが情報を交換し、大企業の注文処理、納品、顧客サービス、サプライチェーン管理、在庫管理システムを自動化するために設計されたワークフローアプリケーションです。 BarTender uses IDocs to move data from SAP databases to the items that you print.

SAP を使用して設計する場合、BarTender または SAP のどちらから印刷するか選択できます。 BarTender を使用して項目を印刷する場合、情報は SAP から BarTender に送信されます。 SAP からのデータの送信方法には、以下を含め複数あります。

• SAP の Auto-ID Infrastructure (AII) を使用して XML スクリプトを作成する。

• Intermediate Document (IDoc) ファイルを作成する。

SAP システムを使用して項目を印刷する場合、BarTender は、SAP に、プリンタコードテンプレートと呼ばれる一連の書式設定コマンドを送信します。 テンプレートは、データと組み合わされ、プリンタに送信されます。 Refer to the Integration with SAP white paper for a complete comparison of the differences between printing items from BarTender and printing items from the SAP system.

IDoc は、相互に階層関係を持つセグメントにデータグループのフィールドをグループ化する方法の名前です。 SAP では、ファイル種類のライブラリが維持されますが、必要に応じてカスタム IDoc ファイル種類を作成できます。 IDoc ファイルは、SAP に接続されたプログラムから BarTender に送信されるデータを含んだメッセージです。 Y ou can add an IDoc file to your BarTender document using the Database Setup Wizard and maintain the connection using the Database Setup Dialog. また、[IDoc 種類の定義] ダイアログを使用してカスタム IDoc ファイルを作成し、[IDoc 定義の設定] ダイアログを使用してパーサファイルと IDoc 種類の定義をリンクすることもできます。

SAP は､SAP Aktiengesellschaft の商標です。

IDoc はメッセージなので、プログラムの送受信は特定の IDoc で各データを検索する時期について共通の規則を満たす必要があります。 このため､SAP AG は数百種の IDoc と多数のセグメント種類を定義しています。

送信プログラムは、この定義に基づいて特定種類の IDoc を構築する必要があります。同様に、受信プログラムも IDoc を解析する際に定義に一致しなくてはなりません。 つまり､ﾊﾟｰｻﾞｰ ﾌｧｲﾙの識別は､IDoc からのﾃﾞｰﾀを使用できるよう BarTender を設定する手順のひとつなのです｡

IDoc の種類には、6 文字と 2 つの数字から成る名前が付けられます。 SHPMNT01 は、出荷に関するメッセージを含む IDoc です。 SAP は時折、IDoc の定義を改定します。名前の最後に付けられた 2 つの数字が改定を示します。

セグメント名は、3 桁のバージョン番号で終了することもあります。 たとえば、E2KNA1M001 は DEBMAS02 (カスタマーマスター) IDoc 種類のセグメントです。

SAP ｵｰﾅｰは､独自のｶｽﾀﾑ IDoc ﾀｲﾌﾟとｾｸﾞﾒﾝﾄ ﾀｲﾌﾟを作成で��ます｡

SAP AG によって定義されるセグメントの名前は常に "E" で始まります、カスタムデザインされたセグメントの名前は常に "Z" で始まります。

IDoc 用のﾊﾟｰｻﾞｰ ﾌｧｲﾙには､BarTender が IDoc をﾊﾟｰｽする際に必要な情報が含まれています｡表示するｾｸﾞﾒﾝﾄや､繰り返せるｾｸﾞﾒﾝﾄ､各ｾｸﾞﾒﾝﾄに表示されるﾃﾞｰﾀ ﾌｨｰﾙﾄﾞ､ﾌｨｰﾙﾄﾞの順序､各ﾌｨｰﾙﾄﾞの長さなどです｡

パーサファイルは、[IDoc 種類の定義] ダイアログの特定の IDoc 種類に関連付けられます。

子セグメントのデータは常に親セグメントのデータに関連付けられているため、最上部のノードから最下部のノードにいたるまで IDoc のツリーを通る非分枝パスは、テーブル形式のデータソースのレコードと同じようなレコードとみなされます。

例

IDoc のデータ階層から生成できる、すべてのレコードの項目を印刷する必要がない場合があります。 IDoc からデータを抽出するドキュメントの中には、すべてのレコードを必要としないものも多くあるため、BarTender では、印刷時に特定のレコードのみを選択するよう構成できます。 BarTender はﾏｽﾀｰ ｾｸﾞﾒﾝﾄの概念を使って､IDoc から必要なﾚｺｰﾄﾞのみを生産できるよう支援します｡

マスターセグメントは、設計のニーズに関連のあるデータのみに絞り込まれたセグメントです。 BarTender は､ﾏｽﾀｰ ｾｸﾞﾒﾝﾄとして指定した IDoc のｾｸﾞﾒﾝﾄごとにひとつのﾚｺｰﾄﾞを生成します｡

例

SAP IDoc 定義ファイルは、現在 BarTender で使用できる IDoc タイプ、および現在各タイプに関連付けられているデフォルトの IDoc ファイル、エイリアス、パーサファイルの一覧です｡

BarTender を別のコンピュータにインストールし、BarTender を実行している別のコンピュータと同じ SAP IDoc 定義ファイルを使用する必要がある場合は、SAP IDoc 定義ファイルを変更します。