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製造環境によっては、携帯デバイスや端末を使って項目が印刷されます。 多くの場合、このような携帯デバイスや端末は単一のジョブ (印刷など) 専用であり、通常は Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行せず、BarTender のような印刷パッケージも実行できません。

このような携帯デバイスと端末は通常、テンプレート用のプリンタコードを取得して、ユーザー入力情報 (ロット番号や有効期限など) をこれにマージして、完全なプリンタコードをプリンタに直接送信します。

他のシステムでは、ユーザー情報を項目用のプリンタコードに挿入するソフトウェア印刷アプリケーションを使用することもあります。 SAP/R3 はその一例で、SAPscript-ITF ファイルを使用しています。 SAPscript-ITF ファイルは、主にプリンタコードで構成されますが、データ入力の置き換えとシステム処理用に余分なフィールド情報が含まれています。 SAP/R3 システムソフトウェアは、プリンタコードと余分なフィールドで構成される SAPscript-ITF ファイルを開き、ユーザー情報をマージして、プリンタに送信します。

このようなデバイスや端末、印刷アプリケーションをまとめて印刷システムと呼びます。

さまざまな印刷システムをサポートするために、BarTender では、プリンタコードテンプレートを生成できます。 「プリンタコードテンプレート」には、主にネイティブのプリンタコードが含まれており、また、印刷システムが認識し、ユーザー入力情報をマージするために使用できる区切られたフィールドも含まれています。

一部のプリンタでは、新たに、XML フォーマットの印刷ジョブ情報を受信、処理できる機能がサポートされています。 プリンタは、以前に保存されていたテンプレートを使って、印刷された各項目の XML ファイルから得た情報をフィールドに自動入力します。 BarTender にはいくつかの XML ﾌﾟﾘﾝﾀ用の内蔵ﾌﾟﾘﾝﾀ ｺｰﾄﾞ ﾃﾝﾌﾟﾚｰﾄ印刷ｼｽﾃﾑ ｻﾎﾟｰﾄが備えられています｡このため､ﾌﾟﾘﾝﾀ ｺｰﾄﾞ ﾃﾝﾌﾟﾚｰﾄ機能を使うと他の XML 対応ﾌﾟﾘﾝﾀにｶｽﾀﾑ印刷ｼｽﾃﾑを追加できます｡

関連トピック

• プリンタコードテンプレートへのエクスポート
• プリンタコードテンプレートオプションダイアログ
• プリンタコードテンプレート設定ダイアログ
• プリンタコードの検証