重量はかりの構成 |
はかりを使用する場合、BarTender では、はかりとの通信に「コマンド/応答」メソドロジーがサポートされています。 コマンドとは、BarTender からはかりに送信される、作業を指示するための一連の指令のことです。 「応答」または「応答パターン」とは、指定されたコマンドに対するはかりの応答です。 この「コマンド/応答」メソドロジーを使用して、BarTender は、一定間隔ではかりをポーリングして重量データを要求し、はかりは妥当な時間内に要求された重量データで応答します。
多くのはかりは、PC に継続的にデータを送信するように構成できますが、BarTender では、この不要なデータストリーミングモードはサポートされていません。 複数のデータモードがサポートされている場合、はかりを BarTender で使用する前に、正面パネルを使って「コマンド/応答」モードに設定する必要があります。
さらに、返された重量データの中の重量単位を抑制するように構成できるはかりもあります。 重量単位を抑制すると BarTender が正しく動作しません。
BarTender では、5 つの基本的なコマンドを使用してはかりと通信します。
即時計量の要求: はかりが不安定な状態でも、重量データを要求して受信します。
安定重量の要求: はかりが安定した状態の重量データを要求して受信します。
風袋重量の要求: はかりに風袋重量 (積載していない容器の重量) を送信します。
風袋重量の取得: はかりから風袋重量を要求して受信します。
風袋重量のクリア: はかりに風袋重量を消去するように要求します。
少なくとも、BarTender では、はかりで [即時重量の要求] または [安定重量の要求] コマンドのいずれかがサポートされている必要があります。 その他のすべてのコマンドはオプションです。
BarTenderでは、正しく設定されていれば、安定重量と風袋重量機能をエミュレートできます。 BarTender ではかりの組み込み風袋重量機能をサポートするには、はかりで [風袋] または [風袋重量の取得] コマンドがサポートされている必要があります。 また、BarTender が正味重量と風袋重量を区別できるよう、はかりで応答形式が使用されている必要があります。
BarTender でネイティブにサポートされているはかりの中には、特定の設定要件があるものがあります。 詳細については、はかりハードウェアの設定を参照してください。
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