特殊文字の追加

[記号または特殊文字の挿入] ダイアログでは、操作のプロパティタブで選択したプロパティの値を指定するときに、標準のキーボードでは入力できない文字を始めとする特殊文字をさまざまなプロパティに追加できます。この機能は、ツールバーの [記号を挿入] コントロール () が使用可能なプロパティでサポートされています。

Closed特殊文字を操作に追加するには

  1. [作成] タブで、目的のイベントをクリックし、更新する操作をクリックします。

  2. 更新するプロパティを見つけて、入力フィールドをクリックします。

  3. ツールバーの をクリックして最近使用した特殊文字をクリックするか、[その他の記号] をクリックして [記号または特殊文字の挿入] ダイアログを開きます。

  4. [記号または特殊文字の挿入] ダイアログで、追加する特殊文字を見つけてクリックし、[挿入] をクリックします。

特殊文字の使用

特殊文字を使用する最も重要な理由は、データのバーコードへのエンコードです。バーコードの中には、特殊文字を必要とするエンコーディングルールを持つものがあります。たとえば、DataMatrix バーコードでは、グループ区切り記号 (GS) 特殊文字を使用してデータを複数のグループに分離します。この文字に相当するキーボードはないので、BarTender では [記号または特殊文字の挿入] ダイアログを使用して追加する必要があります。

特殊文字は改行を挿入するためにも使用されます。「改行文字」は、キャリッジリターン (CR) やラインフィード (LF) 文字などの行区切りとして使用される文字です。

Closed改行として特殊文字を使用する方法の例

QR コードバーコードを含む BarTender ドキュメントを作成し、QR コードにデータソース名を割り当てて名前付きデータソースにする場合を考えてみます。

  1. イベントに [ドキュメントの印刷] 操作を追加します。

  2. [ドキュメントの印刷] 操作の [ドキュメント] タブで、作成した BarTender ドキュメントを参照してダブルクリックします。

  3. [名前付きデータソース] タブで、[名前付きデータソースの値を指定] チェックボックスをクリックして選択します。

  4. [名前] セルに、以前に作成した名前付きデータソースの名前を入力します。

  5. [] セルに、値データを入力します。[記号または特殊文字の挿入] ダイアログを使用して、値データ項目の間に CR および LF 文字を挿入します。次の例は、"First"、"Second"、および "Third" をデータとして使用しています。

First<<CR>><<LF>>Second<<CR>><<LF>>Third

この操作では、名前付きデータソース内のデータが 3 つの独立した行に分割されます。印刷されたバーコードをスキャンすると、スキャナでは、3 つの独立した行のバーコードのデータが読み取られます。

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