ユーザーアクセス許可の定義

[ユーザー許可] ページでは、次のように、BarTender Suite のさまざまなアプリケーションについて特定の操作に対するアクセス許可を許可または拒否できます。

• 許可:アクセス許可が [拒否] に設定されているグループにユーザーが属していない限り、ユーザーまたはグループは選択した操作を実行できます。

• 拒否:ユーザーまたはグループは選択した操作を実行できません。

[許可] または [拒否] のいずれにも指定しなかった場合は、アクセス許可はユーザーのグループメンバーシップから継承されます。ユーザーがグループのメンバーでなく、アクセス許可を指定しない場合は、[拒否] オプションを指定した場合と同様の設定が行われます。

「継承されたアクセス許可」は、あるグループのすべての個人ユーザーにそのグループから継承されたアクセス許可です。グループを使用すると、一度に複数のユーザーの設定を定義できます。

各ユーザーのアクセス許可を定義する場合は、ユーザーがメンバーであるすべてのグループのアクセス許可を考慮に入れる必要があります。BarTender では、次のルールを使用して、ユーザーが実行できる操作のアクセス許可を決定します。

• 特定の操作に対する設定がグループまたは親エンティティで [拒否] に設定されている場合は、個々のユーザーの設定が [許可] に設定されていない限り、ユーザーはその操作を実行できません。

• いずれのグループでも操作に対する設定が [拒否] に設定されておらず、[許可] チェックボックスが 1 つ以上選択されている場合は、ユーザーは操作を実行できます。

他の操作にリンクされている操作もあるため、ある操作を実行するアクセス許可を付与すると、他の操作を実行するアクセス許可も自動的に付与されます。同様に、特定の操作を実行するアクセス許可を拒否すると、他の操作の状態も自動的に変更されます。

次の例を考えてみましょう。あるユーザーによる BarTender の実行を拒否した場合、BarTender を開いて実行する必要がある、テンプレートの変更、ドキュメントの印刷や保存といった操作も拒否することになります。したがって、実行アクセス許可を [拒否] に設定すると、BarTender 内の他のすべての操作も自動的に [拒否] に設定されます。