SAP IDoc 定義ページ |
SAP™ (Systems, Applications, and Products in Data Processing) は、ドイツ、フランクフルトの SAP AG 社が提供している、エンタープライズ規模のカスタマイズ可能なワークフローアプリケーションです。SAP は、関連のないサードパーティアプリケーションや互換性のないデータベースが相互に情報を交換し、発注処理、サプライチェーン管理、在庫管理、受注処理、カスタマサービスなどの大企業の基幹プロセスの自動化を可能にします。
BarTender では、SAP の統合テクノロジの 1 つである IDocs と呼ばれるテクノロジを使用して、会社の SAP に接続されたデータベースからデータをドキュメントに印刷します。
Administration Console の [SAP IDoc 定義] ページでは、SAP IDoc 定義ファイルを追加、削除、設定できます。このページで設定した定義は、BarTender Designer 内のデータベースや BarTender Suite 内の他のアプリケーションに接続する際に使用できます。
左側のペインには、使用可能な SAP IDoc 定義が一覧表示されます。次のオプションを使用できます。
新しい定義を追加:新しい定義をリストに追加します。新しい定義を追加したら、ペインの右側にあるオプションを使用して、そのプロパティを設定できます。
選択した定義を削除:選択した定義をリストから削除します。
右側のペインには、選択した定義のプロパティが表示されます。次の設定オプションを使用できます。
名前:選択した SAP IDoc 定義の名前を指定します。
データのパージング
パーサファイル:SAP IDoc 定義で使用する *.parser ファイルを指定します。目的の *.parser ファイルを特定するには、[参照] をクリックします。
IDoc 種類のパーサファイルには、どのセグメントを表示するか、どのセグメントを反復可能にするか、各セグメントにどのデータフィールドを表示するか、フィールドの順序、フィールドの長さなど、BarTender で IDocs をパースするために必要な情報が含まれています。
IDoc 指定
IDoc 種類:IDoc の種類を指定します。目的の IDoc 種類をリストから選択できる場合もあります。
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IDoc 種類は、2 つのシステム間で交換するビジネスドキュメントの構造と形式を定義します。異なる IDoc 種類は、異なる種類のメッセージを処理します。たとえば、発注書や発注の確認書には ORDERS01 IDoc 形式を使用し、価格表とカタログには PRICAT01 IDoc 形式を使用できます。 |
セグメントリリース:選択した IDoc 種類のセグメントリリースを指定します。最新のセグメントリリースを自動的に取得するには、リストの [デフォルトの IDoc ファイルからの取り出し] をクリックします。または、リストを使用して、目的のセグメントリリースを選択します。[デフォルトの IDoc ファイルからの取り出し] オプションを使用するには、まず既定の IDoc ファイルを選択する必要があります。
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セグメントは、データレコードの形式と構造を定義します。セグメントは再利用可能なコンポーネントで、複数の IDoc 種類で使用できます。セグメントには、データレコードのデータを表すさまざまなフィールドが含まれています。セグメントリリースは、ソフトウェアリリースに類似しており、特定の IDoc セグメントのリリースされたバージョンを定義します。 |
デフォルト IDoc ファイル (オプション)
IDoc ファイル:選択した IDoc 定義で使用する既定の IDoc ファイルを指定します。既定で使用する IDoc ファイルを特定するには、[参照] をクリックします。