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印刷の問題のトラブルシューティング

印刷に問題が発生した場合は、次の手順を実行して問題の解決を試みてください。ドキュメントの印刷の問題が解決されない場合は、BarTender オンラインサポートセンターで公開されているトレーニングビデオおよびテクニカルサポート情報を利用できます。

よくある印刷の問題を解決する手順

1. 通信設定を確認する

RS-232 シリアルポートを使用している場合は、プリンタや Windows のボーレート、データビット、ストップビット、パリティの設定を確認してください。

マニュアルに書かれているデフォルトのプリンタ設定が、ご使用のプリンタの実際の設定と同じであるとは限りません。機械的スイッチ (通常はプリンタの背面にあります) や正面のパネルメニューの設定を直接調べて、お使いのプリンタの通信設定を確認してください。

2. ポート接続を再確認する

ケーブルが正しく接続され、コンピュータの正しいポートに接続され、Windows プリンタポート設定が、プリンタケーブルが接続されているポートを正しく反映しているか確認します。

3. プリンタの状態ページを出力する

プリンタの機械的問題を確認するには、(コンピュータからではなく) プリンタのコントロールパネルからプリンタのメモリに組み込まれているドキュメントやラベルを印刷します。このようなドキュメントには、プリンタのモデルによって異なる名前が付けられています。状態ページ、サンプルラベル、構成、または構成ラベルなどの名前が付いています。手順の詳細については、プリンタのマニュアルを参照してください。このようなテストドキュメントやラベルを印刷できない場合は、このトラブルシューティングの残りの手順を実行する前に、プリンタを修理点検に出す必要がある場合があります。

プリンタの状態ページを出力するためにプリンタのスイッチを調節する必要があった場合は、必ず元に戻してください。

4. プリンタの構成を変更した後、また印刷ジョブが失敗した後に、プリンタの電源を切ってから入れ直す

最後に失敗した印刷ジョブの後、または最後に通信設定を変更した後に、プリンタが正しくリセットされていない場合があります。プリンタの電源を切り、5 秒待ってから電源を入れます。再起動したら、もう 1 回印刷する前に、プリンタのセルフテスト手順が完了するまで待ってください。プリンタのライトが点滅していないことを確認してください。プリンタによっては、Ready (準備完了) という文字が表示されることや、準備完了を示すライト (一般的に緑) が点灯します。

5. テストページを印刷する

手順 1 ～ 4 を実行した後の最初の印刷ジョブでは、プリンタドライバの [テストページの印刷] 機能を使用します。

  1. Windows の [スタート] ボタンをクリックします。

  2. [設定] をクリックして [プリンタ] をクリックします。[プリンタ] フォルダが表示されます。

  3. 設定を変更するプリンタを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[プロパティ] ダイアログが開きます。

  4. [状態] タブをクリックします。

  5. [テストページの印刷] ボタンをクリックします。

項目 (空白のものも含め) が出力されない、またはプリンタ通信エラーメッセージが表示される、あるいはその両方の場合は、「ケーブルの問題をテストする」の手順に進んでください。

6. BarTender からシンプルなドキュメントを印刷する

BarTender でテンプレートを作成します。Windows TrueType ではなく、プリンタに組み込まれているフォントのみを使用してください。このテストが成功し、テンプレートでグラフィックや TrueType を使用する必要がない場合は、テンプレートにプリンタフォントをすぐ実装し、生産を再開できます。

7. グラフィックおよび TrueType テキストの印刷テスト

テンプレートにごくちいさなグラフィックと、TrueType テキスト (Arial または Times New Roman) の文字を 1 文字追加します。最初の文字テストでは 12 ポイント (pt) などの比較的小さいサイズを使用します。

TrueType テキストおよびグラフィックが印刷できない場合は、プリンタのファームウェアやメモリをアップグレードする必要がある場合があります。詳細については、プリンタのマニュアルを参照してください。

TrueType テキストのポイントサイズを大きくし、単一文字だけでなく、TrueType の単語全体など、テキストの量を増やして印刷してみます。正しく印刷できる場合は、テンプレートで必要なグラフィックをすべて印刷してみます。

小さなグラフィックは印刷できるが、大きなグラフィックを印刷できない場合は、プリンタのメモリをアップグレードする必要がある場合があります。プリンタの販売店に連絡して、プリンタのメモリをアップグレードしてください。メモリ不足の現象には、以下が含まれます。

8. フロー制御の問題をテストする

RS-232 シリアルポートを使用していて印刷ジョブが停止する場合、またはデータの一部がプリンタに転送された後に通信エラーメッセージが表示される場合は、フロー制御問題の可能性があります。

これは、印刷速度を落とすことによりテストします。たとえば、9600 ボーで印刷している場合は、1200 以下の低速で印刷ジョブをテストしてみます。Windows とプリンタの両方でポート設定を同様に変更します。

ボーレートを小さくすることで問題が解決した場合、または印刷ジョブの後半で問題が発生した場合は、フロー制御設定を調整する必要があります。ソフトウェア (X オン/X オフ) からハードウェアフロー制御 (またはその逆) に切り替えます。必ず、プリンタでハードウェアフロー制御を使用できるケーブルを使用してください。詳細については、プリンタのマニュアルを参照してください。

9. ケーブルの問題をテストする

RS-232 シリアルポートを使用して [テストページの印刷] の操作が失敗した場合は、一時的にフロー制御をオフに設定することで、ケーブルの問題がないかどうかをテストできます。これを行うには、次のようにします。

  1. プリンタの通信設定が、Windows のポート設定と同じであることを確認します。

  2. ストレート型 RS-232 シリアルケーブルではなく、Null モデムケーブルを使用していることを確認してください。

  3. RS-232 シリアルポートのための Windows フロー制御設定を [なし] に変更します。次に、プリンタの電源を 5 秒間切り、もう一度電源を入れます。

  4. プリンタ起動時のセルフテストが完了したら、小さな印刷ジョブを繰り返します。

印刷ジョブが問題なく完了できる場合は、ケーブルとフロー制御 (ハンドシェイキング) システムの間に互換性がないことが確認されます。ケーブルの問題を特定します。ケーブルを接続し、[ソフトウェア (Xon/Xoff)] または [ハードウェア] フロー制御のいずれかに戻します。

10. それでも印刷できない場合

上記の手順を実行しても印刷できない場合、次の状態が発生している可能性があります。

問題を解決するには、これらを 1 つずつ除外する必要があります。