データソースの連結

多くの場合、オブジェクトの印刷データを指定するために必要なのは 1 つのデータソースだけですが、複数のデータソースを 1 つのオブジェクトに連結することができます。その場合、2 つ以上のデータソースからの情報を 1 つのオブジェクトに配置して印刷時に 1 つの文字列にすることができます。この処理は「文字列連結」と呼ばれることがあります。

たとえば、ドキュメント上のテキストオブジェクトに "Date:{現在のシステム日付}" という文字列を含める場合を考えてみます。ここで、"Date:" は [組み込みデータ] データソースで、{現在のシステム日付} は [日付] データソースです。この値は、ドキュメントを印刷するときにコンピュータから取得されます。この文字列連結は、両方のデータソースをオブジェクトに追加し、次のように印刷項目で 1 つの文字列として表示されるようにして作成します。


Date: 2018-03-27

1 つのオブジェクトのデータソースを連結するには、目的のデータソースをオブジェクトに追加します。この方法の詳細については、「オブジェクトへのデータソースの追加」を参照してください。

1 つのオブジェクトに追加できるデータソースの数は、テンプレートに格納できる文字数に依存します。

組み込みデータ値の選択した文字列に複数の異なるフォントスタイルを適用する場合、連結された [組み込みデータ] データソースをテキストオブジェクトに作成できます。一意に書式設定された文字の各セットは、後でオブジェクトのプロパティダイアログでデータソースを表示するとき、オブジェクトの個別の [組み込みデータ] データソースとして識別されます。組み込みデータの選択した文字にフォントスタイルを適用するには、変更する文字を選択して、テキストツールバーで目的のフォントスタイルをクリックします。または、選択した文字を右クリックし、コンテキストメニューの [フォント] をクリックして [フォント] ダイアログを開き、文字に適用するフォントスタイルを指定します。