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JavaScript 言語の知識がある上級ユーザーは、式を使用して、変数で文字列操作や数学操作などの高度な操作を実行できます。
構文
使用できる有効な構文を次に示します。
<%式%>
<% と %> で囲まれている式が JavaScript エンジンによって評価されます。開始の <% の直後と終了の %> の直前にスペースがないことを確認してください。
有効な構文の例を次に示します。
例
変数の値を読み取るために変数参照が使用されているインスタンスで式を使用できます。次の手順では、BarTender に式を実装する例を示します。
カスタムグローバル変数の値を定義するには
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管理 タブをクリックします。
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[オプション] をクリックします。
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[カスタムグローバル変数] セクションの [変数の追加] をクリックします。
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[名前] フィールドにカスタム変数の名前を入力します。
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[値] フィールドに目的の JavaScript 式を入力します。たとえば、次の式を入力します。
<%UserName.substr(0, UserName.lastIndexOf('\\'))%>
[ドキュメントの印刷] 操作で印刷するドキュメントのパスを指定するには
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[作成] タブをクリックします。
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作成ビューの [イベント] ペインで、目的の [ドキュメントの印刷] 操作を含むイベントをクリックして展開します。
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[ドキュメントの印刷] 操作をクリックします。
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[ドキュメント] タブの [ドキュメント] フィールドをクリックします。
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目的の JavaScript 式を入力します。たとえば、次の式を入力します。
<%DetectedFilePath.substr(0, DetectedFilePath.lastIndexOf('.')) + ".btw"%>
[変数の設定] 操作で変数の値を設定するには
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[作成] タブをクリックします。
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作成ビューの [イベント] ペインで、目的のイベントをクリックし、そのイベントに [変数の設定] 操作を追加します。
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[1 つの変数を設定] タブの [変数] セクションにある [値] フィールドをクリックします。
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目的の JavaScript 式を入力します。たとえば、次の式を入力します。
<%DetectedFilePath.substr(0, DetectedFilePath.lastIndexOf('.')) + ".btw"%>
[ログにメッセージを書き込む] 操作で変数式を含むメッセージを書き込むには
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[作成] タブをクリックします。
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[作成] ビューの [イベント] ペインで、目的のイベントをクリックし、そのイベントに [ログにメッセージを書き込む] 操作を追加します。
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[メッセージを書き込み] タブの [メッセージ] セクションにある [変数] フィールドをクリックします。
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目的の JavaScript 式を入力します。たとえば、次のテキストおよび式を入力します。
%DetectedFileFolder% 内のファイル '<%DetectedFilePath.substr(0, DetectedFilePath.lastIndexOf('.'))+ ".btw"%>' が印刷されています。
条件に基づいて操作が実行するように操作の [アクション] プロパティを設定するには
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[作成] タブをクリックします。
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[作成] ビューの [イベント] ペインで、目的のイベントをクリックします。
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目的の操作を追加します。
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[アクション] タブで [変数に基づく条件に従う] または [式に基づく条件に従う] をクリックします。
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JavaScript 式を追加する変数フィールドをクリックします。
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目的の JavaScript 式を入力します。たとえば、次の式を入力します。
<%new Date().getMonth() + 1)%>
[Select Case] 操作で式の評価結果に基づいて実行する case 操作を指定するには
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[作成] タブをクリックします。
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作成ビューの [イベント] ペインで、目的のイベントをクリックし、そのイベントに [Select Case] 操作を追加します。
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[Select Case] タブの [Case] セクションにある [変数を使用して Case を選択] フィールドをクリックします。
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目的の JavaScript 式を入力します。たとえば、次の式を入力します。
<%Number(Variable1) + 0.1 + 0.2 + 55%>
[For Loop] 操作で式を使用して指定した開始値、終了値、または値の増分を反復するには
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[作成] タブをクリックします。
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作成ビューの [イベント] ペインで、目的のイベントをクリックし、そのイベントに [For Loop] 操作を追加します。
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[For Loop] タブの [オプション] セクションにある [反復変数名] フィールドをクリックします。
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目的の JavaScript 式を入力します。たとえば、次の式を入力します。
<%RD_Documents.length - 1%>
式で使用できるオブジェクト
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組み込み変数またはカスタム変数として定義されているか、あるいはトリガイベントデータによって実行時に値を受け取ったかにかかわらず、すべての定義された変数が使用可能です。未定義の変数は使用しないでください。
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予約されている名前を変数に使用することはできません。式は JavaScript 式として評価されるので、JavaScript 言語と競合する名前は避けてください。このような名前には、JavaScript の予約語 (for や var など) および組み込み JavaScript オブジェクトの名前 (Math や JSON など) があります。
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すべての組み込み JavaScript オブジェクト (Math、RegExp、JSON など) を使用できます。しかし、すべてのオブジェクトが有効な式の評価結果であるとは限りません。
有効な評価結果の種類
式ではすべての組み込み JavaScript オブジェクトを使用できますが、すべてが有効な式の評価結果であるとは限りません。次の JavaScript の種類が有効として受け入れられます。