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「オートコンプリート」を使用すると、ユーザーがデータ入力コントロールにデータを入力したときに BarTender に入力候補が表示されます。 [オートコンプリート] プロパティページでは、オートコンプリート候補用のソース (データベースまたはテキストファイル内のエントリなど) を指定できます。
オートコンプリートの有効化: 選択したデータ入力コントロールでオートコンプリートを有効にします。
ソース: オートコンプリート候補を含むソースを指定します。
オートコンプリート候補: 選択したソースから提供されるオートコンプリート候補が一覧表示されます。
オートコンプリート候補には次のソースを使用できます。
[以前に入力された値] ソースでは、以前にデータ入力コントロールに入力された値が [オートコンプリート候補] リストに表示されます。ユーザーがコントロールに新しい値を入力するたびに候補リストに新しい値が自動的に追加され、Windows レジストリに格納されます。[オートコンプリート候補] リストは、コンピュータにログオンするユーザーごとに固有です。
リストを削除するには、[オートコンプリート] プロパティページで [値のクリア] をクリックします。
[組み込みデータ] ソースでは、手動で入力された値が [オートコンプリート候補] リストに表示されます。リストに新しい値を入力するには、空白行をクリックして目的の値を入力します。値を削除するには、削除する値を含む行をクリックして Delete キーを押します。
列ヘッダーをクリックすると、リストを昇順または降順で並べ替えることができます。
[データベース] ソースでは、接続されたデータベース (テキストファイル、Microsoft Excel スプレッドシート、その他のデータファイルなど) を基に [オートコンプリート候補] リストが表示されます。[データベースの設定] ダイアログを使用してデータベースに接続すると、BarTender では、指定したデータベースフィールドの値がリストに表示されます。
オートコンプリート候補用のデータベース接続は、テンプレートにデータを入力するデータベース接続とはまったく別のものです。ドキュメントでデータベースに既に接続している場合でも、[データベース設定ウィザード] を再度実行して新しいデータベースに接続する必要があります (または同じデータベースに再接続する必要があります)。
データベースに複数のフィールドがある場合、[表示テキストフィールド] リストでオートコンプリート候補を含むデータベースフィールドを指定します。
[外部ファイル] ソースでは、コンピュータ上のファイルを基に [オートコンプリート候補] リストが表示されます。[ファイルの選択] をクリックして、使用するファイルを参照します。
[フォルダ内のファイル名] ソースでは、コンピュータまたはネットワーク上の指定したディレクトリからのファイル名を基に [オートコンプリート候補] リストが表示されます。
フォルダを指定した後、リストをフィルタ処理して、指定したフォルダ内の特定の種類のファイルだけを含めることができます。たとえば、フォルダにさまざまな種類のファイルが含まれている場合、[ファイルパターン] に *.xlsx と入力すると、指定したディレクトリ内の Excel ファイルのファイル名だけを基にリストを表示できます。
[Visual Basic スクリプト] ソースでは、カスタム VBScript を使用して [オートコンプリート候補] リストが表示されます。[スクリプトの編集] をクリックしてアクセスできる [Visual Basic Script Editor] を使用して、スクリプトを記述および変更できます。複数のリストアイテムを区切るには、次の例のようにキャリッジリターン (vbCr) を使用します。
Value = "オレンジ" + vbCr + "バナナ" + vbCr + "マフィン"
このサンプルコードの結果は、次のようになります。
オートコンプリート候補
バナナ
マフィン
Orange
クエリプロンプトがテキスト入力ボックスにリンクされている場合、[クエリプロンプト値] ソースでは、クエリプロンプトに一致するレコードを使用して [オートコンプリート候補] リストが表示されます。クエリプロンプトは [データベースの設定] ダイアログの [フィルタ] ビューで設定できます。
このプロパティページは次のコントロールで使用できます。
テキスト入力ボックスコントロール