プロシージャ |
プロシージャとは、他のイベントスクリプトにアクセスさせることのできる関数とサブルーチンです。 プロシージャの (使用できる) 範囲は、スクリプトを作成するプロシージャの種類によって異なります。
以下は、実行頻度の高いタスクと、通常プロシージャスクリプト内に記述される項目のリストです。
ユーザー定義関数およびサブルーチン: 複数の場所から実行する必要のあるコンピュータコードのセクションを関数またはサブルーチンに配置するのが標準的なプログラミング技法です。 プロシージャスクリプトに配置した関数やサブルーチンは、複数のスクリプトから複数回呼び出すことができます。
共通変数: 指定されたデータソースに対するすべてのイベントコントロールスクリプトでアクセスできる変数を宣言するには、Visual Basic の "dim" ステートメントを使用して、プロシージャスクリプト内での次元を決めます。 このほか、変数を初期化するだけで、自動的に変数の次元を決めることもできます (それらの変数には同じデータソースに関連付けられたイベントコントロールスクリプトによってのみアクセスできるため、ここでは「グローバル変数」ではなく「共通変数」という用語を使用します。 詳細については、以下のグローバル変数の定義を参照してください。)
変数の初期化: 変数を開始値に設定することができます。これを行うには、以下の
VariableName = value
のような Visual Basic コードの行をプロシージャスクリプトに挿入します。 ここで、"VariableName" は、初期化する前の変数名です。また、"value" は、初期化した後の値です。 Visual Basic は、次元化前の変数がどれであるかを決定し、自動的にそれを処理するため、さきほどのような初期化によって、前述の変数の次元化を処理することが可能です。
他の初期化: ログファイルを開くまたは作成する、あるいは他のファイルが既存かどうかのチェックなど、他のスクリプトが必要とする動作を設定するために、実行すべき他のコードです。 このコードは、必要に応じて、プロシージャスクリプトの関数またはサブルーチン内に置くか、単に「裸」コードのままスクリプトに挿入することができます。
プロシージャには以下の 4 つの種類があります。 すべてのイベントのプロシージャ、ドキュメントイベントのプロシージャ、データソースイベントのプロシージャ、および変換イベントのプロシージャ
すべてのイベントのプロシージャ: ドキュメントのその他すべてのイベントスクリプトでアクセスできる関数とサブルーチンが含まれます。 [すべてのイベントのプロシージャ] スクリプトを使用して、ドキュメント内のスクリプトでアクセスできる変数を宣言することもできます。
ドキュメントイベントのプロシージャ: ドキュメントレベルのイベントスクリプトによってのみアクセスされます。
データソースイベントのプロシージャ: 同じデータソース内の他のイベントコントロールスクリプトによってアクセスされます。
コントロールイベントのプロシージャ: 同じデータ入力コントロール内の他のイベントコントロールスクリプトによってのみアクセスされます。
変換イベントのプロシージャ: Accessed by the transform scripts in the events “OnProcessData” and/or “OnPostSerialize.” For more information, refer to Using the VBScript Transform.
プロシージャは、ドキュメント内の複数のスクリプトでアクセスできる変数の宣言に使用できます。 ドキュメント全体にグローバルな変数 (ドキュメント内の異なるオブジェクトのスクリプトによって共有可能) は、[すべてのイベントのプロシージャ] スクリプトで定義できます。
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