モード (QR Code) |
QR Code クラスの記号では、「モード」設定を使用して、定義された文字セットをどのようにビット文字列として表すかが指定されます。 [モード] オプション (開始モードと呼ばれることもあります) を使用して、ニーズに最適なモードを選択できます。 このオプションは次のコード体系で使用できます。
GS1 (FNC1): Supports messages containing specific data formats in accordance with the UCC/EAN Application Identifier standard or a specific industry-wide standard approved by AIM Inc. This mode is required for all GS1 QR Code symbols.
自動:
バイナリ (圧縮): このモードは、8 ビットバイトのエンコードモードをサポートする点で [バイナリ (非圧縮)] と同じですが、入力データがエンコーダによって圧縮される点が異なります。 これにより、記号サイズが小さくなることもあります。 ただし、記号の一部になる圧縮アルゴリズムのサイズのために、圧縮によって記号のサイズが実際は増えることがあります。
バイナリ (非圧縮): 8 ビットバイトのエンコードモードをサポートします。
簡体字中国語: 簡体字中国語エンコードモードをサポートし、テキストエンコーダを簡体字中国語 (GB-2312, 936) に設定します。 また、入力データを基に、文字列内の必要なモード変更をサポートします。
繁体字中国語: 繁体字中国語エンコードモードをサポートし、テキストエンコーダを繁体字中国語 (Taiwan, Big 5, 950) に設定します。 また、入力データを基に、文字列内の必要なモード変更をサポートします。
日本語 (漢字): 日本語 (漢字) エンコードモードをサポートし、テキストエンコーダを日本語 (SHIFT-JIS, 932) に設定します。 また、入力データを基に、文字列内の必要なモード変更をサポートします。
韓国語: 韓国語エンコードモードをサポートし、テキストエンコーダを韓国語 (Hangeul, 949) に設定します。 また、入力データを基に、文字列内の必要なモード変更をサポートします。
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バイナリモード (圧縮または非圧縮) を選択した場合、データソースからの元の Unicode の文字列は、指定したテキストエンコードのバイトシーケンスに変換されます。 元の文字列に特定のエンコードに変換できない言語の文字が含まれる場合は、エラーが表示されます。 このエラーは、テキストのエンコードに [バイナリ] を選択することで回避できます。 |
自動:
数値: 0 ~ 9 の文字をサポートします。
英数字: Supports characters 0 – 9, upper case A – Z, space, $, %, *, +, -, ., :, and /.
日本語 (漢字): Shift JIS 値 8140 (HEX) ~ 9FFC (HEX) および E040 (HEX) ~ EAA4 (HEX) をサポートします。 (これらの値は、JIS X 0208 の値からシフトされています。 詳細については、JIS X 0208 付録 1 シフト符号化表現を参照してください。)
バイナリ: JIS X 0201 に従った JIS 8 ビット文字セット (ラテン語およびかな) をサポートします。
手動: このオプションを選択すると、使用する文字セットを指定する以下のコードが最低 1 つバーコードに含まれる必要があります。 追加のコードを使用して文字セット (以下参照) を切り替えます。
^N は、文字セットを [数値] モードに設定します。
^A は、文字セットを [英数字] モードに設定します。
^K は、文字セットを [日本語 (漢字)] モードに設定します。
^B は、文字セットを [バイナリ] モードに設定します。
例
以下の文字列は、[数値] から [英数字] へ、さらに [バイナリ] モードにどのようにコードが切り換えられるかを示しています。 モードの変更は太字で表記されています。
^N12345678^AABCDEFG^B1248
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モードがデフォルト設定の [自動] に設定されている場合、上記の例のモード変更コマンドは動作しません。 |
自動:
数値: 0 ~ 9 の文字をサポートします。
英数字: Supports characters 0 – 9, upper case A – Z, space, $, %, *, +, -, ., :, and /.
日本語 (漢字): Shift JIS 値 8140 (HEX) ~ 9FFC (HEX) および E040 (HEX) ~ EAA4 (HEX) をサポートします。 (これらの値は、JIS X 0208 の値からシフトされています。 詳細については、JIS X 0208 付録 1 シフト符号化表現を参照してください。)
バイナリ: JIS X 0201 に従った JIS 8 ビット文字セット (ラテン語およびかな) をサポートします。
手動: このオプションを選択すると、使用する文字セットを指定する以下のコードが最低 1 つバーコードに含まれる必要があります。 追加のコードを使用して文字セット (以下参照) を切り替えます。
^N は、文字セットを [数値] モードに設定します。
^A は、文字セットを [英数字] モードに設定します。
^K は、文字セットを [日本語 (漢字)] モードに設定します。
^B は、文字セットを [バイナリ] モードに設定します。
例
以下の文字列は、[数値] から [英数字] へ、さらに [バイナリ] モードにどのようにコードが切り換えられるかを示しています。 モードの変更は太字で表記されています。
^N12345678^AABCDEFG^B1248
GS1 (FNC1): Supports messages containing specific data formats in accordance with the UCC/EAN Application Identifier standard or a specific industry-wide standard approved by AIM Inc. This mode is required for all GS1 QR Code symbols.
HIBC: HIBC (医療業界バーコード) 標準に準拠します。 このオプションを選択すると、US ASCII のエンコードが適用されます。
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モードがデフォルト設定の [自動] に設定されている場合、上記の例のモード変更コマンドは動作しません。 |
このオプションは次のコード体系で使用できます。
GS1 QR Code
iQR Code
Micro QR Code
QR Code